つよつよにあこがれるプログラマの日記

子育てとかプログラムとか日々の事をここに残します。ぼちぼちやってます。

ロックンロール

こないだ、30代を過ぎると人は同じ音楽しか聞かなくなるというブログか何か記事を読んだ。

そういえば僕も30を過ぎてから何も新しい音楽と出会ってないなと思って、ブログのおすすめなんかを見て、新しいバンドをYouTube で聴いてみた。おいしくるメロンパングッドモーニングアメリカフレデリック、 KANA BOON、 ONE OK ROCK、 嘘とカメレオン、 ALEXANDROS、…etc

多分 ONE OK ROCK なんかは自分が高校生だったら絶対ハマっていたと思う。ハイスタ、エルレガーデン、その流れ。 若い頃だったら絶対にビビっときてしまうかっこいいバンドじゃないか。 全体的に、今のロックバンドはとっても演奏が上手で、おしゃれで洗練されている気がした。 でもなんだかぴんとこない。おしゃれな陽キャの人たちがやってるやなぁ、キラキラしているならと思うくらい眩しかった。

やばい、老害感がすごい。それでお前はどんなのが聞きたいかと言われると、もっと刹那的な、激しいオルタナティブロックとかなんだけど、うまく言葉にできない。

かくいう僕はむかーしむかし、BUMP OF CHICKEN(激しいオルタナティブロックじゃねえじゃん!)が好きだったけど、彼らはどんどん変わっていってしまった。 昔のバンプのファンはバンプのライブで手拍子なんてしたら藤くんに怒られると思って絶対にできなかった。ライブで手拍子が発生すると藤くんが演奏を止めて「ピアノの発表会じゃねえんだよ」とか大人気なくキレちゃうのがファンの間ではとても有名だった。そしてロック好きのファン的には、予定調和で手拍子したりライブ中に歌を歌ってるやつのことがムカつくので、黙って拳を上げるのが正しいんだ、これが正義なんだ。これを分かってくれるのは僕の大好きな藤君しかいないんだ!何ていう自分勝手な思い込みをしながらバンプにどんどんはまって言った。

今の BUMP OF CHICKEN は、ステージの上でメンバーがみんなで手拍子を煽ったりウェーブを促したりする。人は変わっていくものだということはおじさんなのでよく知っているけれども、何だかロックじゃないなあなんてバカバカしい事を思ってガッツリはまれなくなってしまった。

結局、ロックミュージックにめちゃくちゃハマる(ことができる)のはすごい卑屈な理由からだと思う。 何もできない無力な自分、それに似た(と、自分が思い込んでいる)人が世間や世界に対して思いを込めて吠えている姿。それに自己投影をしているだけに過ぎないんじゃないだろうか。 だから、おとなになってしまって自分のわがままを投影する先がなくなると文句を言う。なんだか嫌なおじさんになってしまった。

いじわるおじさんのわがままに付き合ってくれるバンドなんかいるもんかい。 自分で自分の道を生きなアカンね。ロックンロール。

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